注意欠如多動症と自閉スペクトラム症を併合している長男の記録です。
当時は、全く気付いていませんでしたが今になって思うと発達障害の特徴だったのかな。と思う事が色々あります。
乳児期の気になること
肌着
0歳のころ、特定の肌着を着ると火が付いたように泣き、あやしても何をしても全く泣き止まなかった事があります。あまりに泣いて汗をかくので着替えると、嘘のように泣き止んでいました。なんとなく、この肌着を着ると泣くことが多いなぁと気づき、着せるのをやめていました。サイズが大きくなって新しいのを買ってくると、着た途端に泣きはじめるものが何着かありました。そして、嫌がる肌着を並べてみると、なんとなく縫製が荒かったり、肌触りがごわごわしているものばかりでした。
当時は、なんて贅沢な子なんだ~!と家族で笑っていました。将来は大物になるぞ~!なんてドラマみたいなセリフも言っていました。
でも、今から思えば「感覚過敏」のせいで、本人は耐えられないほどの不快感を感じていたんだな・・・と思います。
おしゃぶり
長男は、おしゃぶりが大好きというかおしゃぶりが無いと大泣きしていました。
このおしゃぶりも何でも良いわけではなく、もうメーカーは忘れてしまいましたが特定のおしゃぶり以外は、口に入れてもぷっと吐き出していました。煮沸消毒をしていたので、常時3個を用意していました。これも、感覚が敏感だったために他のメーカーの形や固さが不快だったんだと思います。
ぬいぐるみ
お気に入りのぬいぐるみも決まっていて、新しいものを買ってきても見向きもしなかったです。気に入ったものがボロボロになっても、ずっとそれを噛んだり舐めたりして遊んでいました。
足のバタバタ
まだ、自分で移動が出来ないこの時期は、ベッドが動くほどに足をバタバタさせていました。
元気な子だ!と微笑ましくみていましたが、移動が出来るようになってから衝動的に走り回る様子を見ると、これも兆候のひとつだったのかもしれません。
抱っこ
よく言われる発達障害の兆候として「母親にすら抱かれることを嫌がる」がありますが、うちの長男は半分あり半分なしでした。
抱っこをして落ち着く事もあれば、嫌がる事もありました。月齢が低いうちは嫌がる事はあまりありませんでしたし、抱っこをしていてベッドに寝かせた途端に泣き出すという新生児あるあるもありました。しかし、成長するにつれて嫌がる事が増えてきていました。本気で嫌がるので、落としそうになってしまうほどでした。母の私では嫌がるけど、旦那が抱っこすると落ち着くなんて事もありました。
乳児期にみられる発達障害の特徴
乳児期にみられる発達障害の一般的な特徴でよくいわれるものとして
- 目が合わない
- 音への反応が鈍い
- 表情が乏しくほとんど笑わない
- 指さしをしない
- 抱っこが嫌い
などがあります。
この中で、うちの長男が当てはまったものは「抱っこが嫌い」というものだけです。
なので、当時は長男が発達障害がある事なんて思いもしませんでした。
その為、検診時に困った事がありますか?と言われても「ありません。」と答えていました。
病院での1か月検診や3か月検診でも、何も問題なく「発達・発育良好」と言われていたし、市の4ヶ月と10か月検診も問題ありませんでした。
そもそも乳児期には特徴があらわれにくく、特に注意欠如多動性障害(ADHD)の多動性や不注意は乳幼児期には、こどもたち全体によくみられる特徴であるため気づかれにくいという事があります。
私も、初めての育児で何もかもが手探り状態だったので、全く気にしていませんでした。
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