発達障害の診断は怖くない

発達グレーゾーン
はじめに・・・                                    このブログは発達障害やグレーゾーンの息子たちを育ててきて実際にあった事をもとに書いています。あくまで、うちの息子たちの事ですので、全ての発達障害の方にあてはまるわけではありません。発達障害は多種多様で個人差がとても大きいです。このブログの内容は参考程度にしていただき、気になる事がある時は専門機関への相談をしてくださいね。

発達障害と診断されると、どうなると思いますか?

診断される事で「発達障害」という目で見られ不利益を被ると思いますか?

一生、自立する事が難しいと思いますか?

療育手帳が発行され、どこかにその情報が残り続ける事で就職や結婚に影響が出ると思いますか?

はっきりいって、それは違います。

風邪をひいたら病院へ行って診断してもらって薬をもらい治療しますよね?

怪我をしたら病院へ行って診断してもらって処置をしてもらいますよね?

発達障害の診断もそれとなんら変わりません。

生活をする中で困る事があるので、診断してもらって必要な支援や療育を受けやすくするというだけです。

知的障害を伴わない軽度の発達障害の場合は、小・中学校と支援学級に所属していたとしても高校は普通の学校へ進む事が大半です。

高校卒業後は、就職か進学かになりますが、そこには発達障害かどうかは関係がなくなってきます。

また放課後デイサービスや公的な福祉サービスなどを利用する場合は療育手帳が必要になってくる事もありますが、療育も病院で受けるのであれば、療育手帳は必ずしも必要ではありません。

実際にうちの長男(小6現在)は、療育手帳は取得していません。療育を受けていた当時も、診断を受けた病院で療育を受けていたために、普通の健康保険で受けていました。

もちろん、療育手帳を取得する、しないは大きな問題ではなく支援サービスを受けるか受けないかだけの差です。(うちは、たまたま必要なかったので申請しなかっただけです。)

なので、発達障害と診断されたからといって障害者として生きていなかければいけないという事はありません。

発達障害の診断を受けるメリットとデメリット

自分の子どもが発達障害かも・・・?と思うとものすごい不安ですよね?

私もそうでした。それどころか、認めたくない気持ちが強かったです。

でも、診断を受けようが受けまいが、その子の特性は変わりません。

ならば、しっかりと検査をして診断を受け、必要な支援や療育を専門的な知識のもとに受けた方が

本人はもちろん、家族にとっても良い事だらけです。

長男はADHDと自閉スペクトラム症が併在していますが、療育や先生たちのおかげで成長と共にADHDの衝動性・多動性の症状はほぼ見られなくなっています。

発達障害の診断を受けるメリット
  • 診断を受ける事で、困りごとがクリアになりその子に必要な支援や療育が受けられる。
  • 本人だけでなく、周囲にも理解が得られやすくなる。
  • 小・中学校などでは支援学級へ在籍する事が出来、必要な支援を受けることが出来る。
    (診断を受けたからといって、必ずしも支援学級へすすむとは限りません。その子の特性や症状によって通常学級へ進む事も可能です。うちの次男がそうです。)

診断を受けるデメリット

はっきり言いますが、診断を受けるデメリットはないと思っています。

親として「子どもが発達障害を持っているなんて嫌だ」と思ってしまう気持ちはよくわかります。

最初は、なんとなく異変に気付いても、見て見ぬふりをしてしまうものです。愛情が多いほど、すぐに気持ちを切り替えられる事は難しいと思います。

また、まわりの目を気にしてしまう方もおられるでしょう。

田舎の高齢者たちは理解がなく、私は全くの赤の他人に「障害なんて、かわいそうに。」と言われた事があります。正直、そんな奴らは「人にかわいそうなんて平気で言う頭を持って、かわいそうに。」です。

気にするだけ無駄です。

その人たちは、共感するふりをするだけで、何もしてくれませんしね!!

なので、診断を受ける事を恐れないで欲しいです。

診断を受けたからといって、子どもの何かが変わる事はありません。

逆に診断を受けないままだと、必要な支援が遅れてしまいどんどんしんどくなっていきます。

あと、病院で検査を受けたからといって必ずしも診断が出るわけではありませんし。

偉そうな事を書いていますが、私もかなり葛藤して療育の始まりを遅らせてしまいました。もっと早く動いていたら・・・と後悔もしています。

発達障害の診断を怖がらないで

少しでも早く動いた方が良いことには違いがありませんが、小さいころは気づきにくい事もあります。

よく「10歳の壁」と言われますが、10歳を過ぎていようが何歳であろうが手遅れという事はありません。遅くなったとしても、大丈夫です。前に進むためにも診断を受ける事を怖がらないでくださいね。

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